25歳で初めて父親になった僕は、長男・奏空(そら)の誕生に立ち会いました。
本番当日、分娩室に入る前の待機室から鮮明に覚えていることがあります。
正直、父親にできることは少なかった
出産立ち会いをして思ったのは、正直、父親にできることは多くないということでした。
痛いのは母親。
産むのも母親。
父親は横で声をかけることくらいしかできません。
自分も「頑張れ」と言うことしかできませんでした。
でも、だからこそ逃げずに横にいることは大事なんだと思いました。
何を言えば正解なのか分からない。
どう声をかければいいのかも分からない。
それでも、その場にいることには意味があると思います。
今では男の子4人の父親をしていますが、あの日の経験が父親としてのスタートだったと思っています。
初めての立ち会い出産で見た光景
妻の痛がる姿は、今でも一番印象に残っています。
本番前の部屋は緊張感と叫び声でいっぱい。できることは限られていて、ただ強く手を握ってあげることしかできませんでした。
小玉スイカほどの大きさの赤ちゃんの頭が骨盤を通るときの「ミシミシ…」という音、大粒の汗を流しながら耐える妻の姿は、胸に突き刺さりました。
立ち会って感じた怒りと戸惑い
「立ち会って良かった!」というより、正直その場で大きな怒りを覚えた瞬間もありました。
目の前で男性医師2人が談笑しながら分娩を進めている様子が、どうしても受け入れられなかったのです。
命がけで出産している妻の前で、何で笑っていられるんだ…と。あの時の気持ちは今でも忘れられません。
出産直後の感動の瞬間
やがて産声をあげて産まれてきた我が子。医師たちによるチェック(指の数や骨の異常、泣き声の確認など)が終わり、妻の元へ抱かれて戻ってきた瞬間は、緊張がほどけて大きな安堵を感じました。
抱きしめた瞬間、父親になった実感がじわじわと込み上げてきたのを覚えています。
事前に知っておきたかったこと
振り返ると、「あの時これを知っておけばよかった」と思うことは特にありません。
むしろ、出産は想像を超える出来事の連続で、その場その場で直面しながら乗り越えていくしかないのだと感じました。
出産後の方が本番だった
出産立ち会いをした時は、「これで終わり」みたいな感覚も少しありました。
でも実際は、そこからが本番でした。
夜泣き、ミルク、オムツ、寝不足。
思っていた以上に生活は変わります。
今振り返ると、出産立ち会いは「父親になる入口」だったんだと思います。
そこから少しずつ、父親としての実感が出てきました。
まとめ|出産立ち会いは父親になる第一歩
2014年2月25日、長男・奏空(そら)が誕生しました。
出産立ち会いは、ただ「感動した!」だけでは語れない複雑な経験でした。
怒りも戸惑いもあったけれど、結果的に「父親になる」という実感を与えてくれた、人生で一番濃い時間だったと思います。


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